「しんどい」という体のサインを受けとめ良くするための東洋医学の考え方。
春になり、しんどいから色々試したが良くならない。
以前と同じような生活なのに、なぜかしんどい。
検査で問題無しなのに、だるくてつらい。
その様なしんどさ・だるさについてお話ししてゆきます。
春になりやすい しんどさ・だるさは、体がどうなっているのでしょう?
春の気候の変化による温度差が大きく。
また入社・入学・移転など生活の変化も多いため、緊張しやすい季節です。そのため自律神経に負担が掛かり、しんどい・だるい…という体の負担を感じることが多いのです。
あなたのしんどさ・だるさが自律神経による問題なら、目元や冷えた所を温めたり・ぬるめのお湯で気持ち良く汗をかいたり・運動してスッキリすると良いでしょう。
また、緊張して眠りにくい・忙しくて睡眠不足なら、休養して心身を休めるのが一番です。
でも…
自分で何とかしたいが、やっぱりしんどい。
ひまが無い。
…ということでしたら、少し見方を変えて、東洋医学の考えをのぞいてみませんか。
人の体はちょっとしたことでバランスを崩し、
気付かないうちに体調が悪化しているのです。
〇例えば、こんな風に無理に動いていませんか…
こんな方です。
Aさん「しんどいのに休まず動くのはなぜですか?」
Bさん「しんどいけど動けますから」
A「動いたらしんどいのですよね」
B「はい、しんどいです。」
A「なら無理して動くともっとしんどくなると思いませんか」
B「まあ、動けますから」
…(以下、繰り返し…)
この方は、理由があって休みの日も動き続けていました。
だから、休まないと回復しないことはわかっていても、休まず動き続けます。
休まないといけないことは頭では理解していると思っています。
どちらも理解している上で、でも動いて消耗しているのです。
しかし、あとになって気付くのですが、なぜそんなことをしていたのか、わかっていたのに無理をしてしまった…など、自分でも理解しているつもりのままで、負担を受け続け気力・体力が消耗していることもあるのです。
(この方の場合は、はり・きゅうをして体を良くし、動く負担をできる範囲で減らしつつ、休息する時間を少しでも増やしてもらいながら改善してゆきましたが)
これは一つの例ですが、
自分で自身の問題を理解して改善することは難しい面があるのです。
問題が起きた時は、あなたが気付けない負担がすべりこんでいることがあるかもしれません。
人間にはふつうに
・睡眠・休息
・気分転換・発散・リラックス
・適度な運動
・バランスの良い食事
・できれば、やりがい・目標
…が必要です。
また、やりがいがあったとしても、やり過ぎると問題が起きかねません。
でも、
今まで問題が無かった。
または、
問題が有っても乗り切っていた。
そうなると、
これが自分のやり方。だから同じように、
…と思い、体の問題を見落としがちになることがあります。
これまでのあなたには、同じやり方で良かったかもしれませんが、
今のあなたにとってはどうでしょうか?
自然の流れとして、体は常に変化しずっと同じままではいられません。
そのため、徐々に体は負担を受けているかもしれません。
また逆に、何とかしようとして色々試しても効果が無かった場合もお聞きします。
その場合は、むしろ何とかしようと試し過ぎて気力も体力も消耗して、効果が出なかった可能性もあります。
東洋医学は「広く」とらえることで、お体の問題を診てゆきます。
しんどさ・だるさも体からのサインと考えます。
しかし、そのサインを実感していても、解決方法がぼんやりと見えにくい事があります。
それを、東洋医学では「広く」とらえることで、解決方法を導きます。
当院では、大きく二つの方法を、どちらも全身的に診てゆくことで、あなたの状態を広くとらえてゆきます。
➀脈やツボからあなたの体の問題を体に直接確認します。
・脈は主に手首の脈の状態を診ますが、足首や肋骨の下端~腹部の脈も診ることがあります。
・ツボは手足・お腹・背中・頭と広く診てゆきます。
➁あなたのお困りの症状と共にふだんの生活の状況などもお聞きしています。
ふだんの生活の事などは、一見あなたが困っている症状とは関係なさそうに見えますが、どこかで気付かないうちに関係していることも有るからです(ただし、あなたの体が予想外の難しい問題を抱えている可能性も、見逃すわけにはいきません)。
それをカルテに書き出すことで客観的に情報を整理して問題の解決につなげます。
(情報の整理は、東洋医学の考え方で整理してゆきます)
広くとらえることで、あなたの問題をバランスよく解決に導きます。
ご自身で体を守るためにお勧めしていること。
現代はスマホ・インターネットなどで情報と刺激にあふれています。
そうなると、眼を通した脳への刺激は膨大な量になり、その反面ご自身の体の感覚は薄くなりがちです。
例えば…
一息つく時間をたとえ一瞬でも作ってぼんやりする。
今すぐに考えなくても良いことを探して、後回しにする。
(当院ではぼんやり散歩をおすすめしています(花粉症の方などは難しいのですが…))
…等々
ほんの些細なことでも、今の生活で減らせることが無いか探してみる事をおすすめします。
減らすと、体も脳も負担が減って落ち着いて考えることもできるものです。
しんどいということは、色々余裕がなくなります。
ご自身だけで抱え込み過ぎていないか…
そんな時、ちょっと一息つくことでも、よりよい方向が見やすくなると思います。
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大阪市住吉区長居で鍼灸院を開いています。
肩こり・腰痛・冷え性など、お困りの症状の改善についてご相談ください。
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