toggle
大阪市住吉区長居の鍼灸治療院

ブログ

2017-12-17

風邪の予防と寒さの関係

風邪の予防と寒さの関係

 

冷たい風に向かって寒さに震えながら歩いていると、疲れた足取りがいっそう重く感じ、冬の厳しさを感じます。

風邪やインフルエンザが流行っています。

 

今日は、寒さと風邪の予防の話になります。

 

 

風邪の予防にはりきゅうや東洋医学が役に立つの?

できれば普通に、手洗いうがい、温かくし、よく寝てよく休み、バランスの良い食生活をしていれば予防になります。

でもわかっていてもできない。そんな方にもはり・きゅうと東洋医学はお役に立てるでしょう。

 

また、自分では普通に予防をしていても、よく風邪を引いてしまう方にもお役にたちます。意外と無自覚に冷やす等して体はいつの間にか負担を受けてしまっています。

 

では、はり・きゅうで風邪の予防ができるのでしょうか?

できます。ただ、私もはり・きゅうを受けだしてから、よく引いていた風邪がだんだんと引きにくくなるまで疑問でした。

(ちなみに風邪もはり・きゅうで治りますが、このお話しは次回になります)

 

なぜ、はり・きゅうで風邪が予防できるのか。

家や学校や職場などに風邪の人がいるとうつりやすくなりますが、全員が風邪を引くわけでもありません。風邪も引かず一見問題なく生活していても、睡眠不足や忙しさなどで疲れがたまると体が弱り風邪を引きやすくなってしまいます。はり・きゅうはその疲れをとり体を元気にし、風邪を予防する体力をつけるのです。

 

たとえば

  • 仕事・勉強が忙しくて疲れがたまっている。
  • 心配事があって寝付きが悪くなり、昼間でも眠たい。
  • 暴飲暴食で食生活が乱れていた。

 

…などの負担が重なると、疲れがたまり風邪を引きやすくなります。

頑張らないといけない時、多少の疲れがあっても気を張って乗り切ろうとするでしょう。けれども、体の疲れは溜まり続け、いつか限界がくるものです。その弱った体に風邪が入り込むのです。

東洋医学では一見健康であっても、溜まってわかりにくい体の疲れや問題を見つけます。そのため、初診の問診に1時間ほどの時間を掛け、脈やツボの反応を丁寧に確認しています。はり・きゅうで体の余分な緊張や疲れを取り除き、風邪を予防し元気で集中できる体を実感してもらえます。

 

 

また、今まで元気で風邪を引かなかった人が急に風邪で寝込むこともあります。

 

こんな場合もあるかもしれません。

  • 試験や大事な予定があるから、風邪を引くわけにはいかない。
  • 子供の頃からよく風邪を引いて学校を休んでいた。
  • 正月などの長期休暇になると風邪で寝込んでしまう。
  • 出産後や更年期から風邪を引きやすくなってしまった。
  • 年のせいか風邪ひいたら治りにくく長引き、冬の間はすっきりしない。

等々…

 

こんな場合でも東洋医学のメガネでみると問題と解決がみえてきます。

 

たとえば、予定があるならそれまでに勉強・準備・気苦労が絶えないことでしょう。あなたが気付かないうちにその負担が体にたまっているのです。その負担に対して、体にはり・きゅうでゆるめることで負担がぬけて風邪にかかりにくくなります。

 

ただ風邪の予防といっても、一人一人の体も事情も違います。それぞれに合わせて体の見えにくい問題を解決し、体質を改善することが風邪の予防になるのです。

 

この気付きにくい問題、寒さも意外と体に負担になるのです。

 

毎年冬は寒くて当然。

あなたが健康で元気ならそれでいいでしょう。でも、体の不調やこれから気になることがあるなら、寒さに対処することが大切だと思いませんか。

 

北海道から来た人に言われました「大阪は部屋の中が寒い」

寒い所ではしっかり防寒して外出し、家の中は温い様にするみたいです。

逆に大阪ではけっこう寒い部屋でも我慢している方がおられます。患者さんの中にも手足が冷え切っていますが、「大丈夫」「平気ですよ」「気にしていませんでした」と言われる方が多いのです。

あなたは平気と感じても、体は平気でしょうか。

健康なら我慢してもある程度は大丈夫でしょう。けれども、体は冷えることで血行はスムーズでなくなり、筋肉は硬く、体への負担は掛かります。すでに苦しんでいる症状がある方はそれが治りにくくなってしまいます。

 

東洋医学ではこんな細かい問題でも無視しません。それは、今の問題の障害になる可能性があり、これから問題を起こすきっかけになるかもしれないからです。

 

我慢することで感覚が鈍くなることがあります。それを体が受け止められる間はいいでしょう。でも、受け止められなくなったら、風邪や体調の悪化や病につながります。

熱さ寒さや痛みは体からのサインなのです。そのサインに合った行動で体を大事にすることが大切です。

サインを無視し我慢し続けることは、リスクを抱え込むこと、私は大丈夫と思った瞬間からリスクが発生しているのでしょう。それはクレジットカードで残金を気にせずに買い物をする様な危険です。

 

元気な時は我慢することで体を引き締め刺激することで良い面もありますが、東洋医学はその我慢が悪影響しないよう注意し、問題がないような体にしてゆきます。

また、はり・きゅうを受けることで、体の感覚を取り戻し、自分の感覚で対処できるようにもなります。

患者さんに「はりきゅうを受けてから、寒さを感じやすくなったがすぐに対処できるようになり、体調が安定しました」と言われたこともありました。

 

最後によくおすすめする対処法を3つ。

➀空調では上から温めるため足もとが冷えやすいですね。体や顔が温かいと我慢できるでしょうが、体は足から温めて欲しいのです(足湯は気持ちよいですね)。

➁寝る時に布団から肩がでていると冷えますし、髪の毛の有無でも冷え方は全く違います。

③外出時は、寒い外と暖房の効いたお店など、出たり入ったりするので汗をかきやすくなり、そしてすぐに冷えてきます。首肩背中にタオルを入れて、汗をかいたら交換し冷えないようにすることが風邪の予防になります。

 

わかりにくいところがあったら教えてください。

終りまで、ありがとうございました。

 

****************************************************
大阪市住吉区長居にお住まいの方で、鍼灸治療に興味のある方は
はりきゅう宮本徹鍼堂にご相談ください

◆Webサイト:http://miyamoto-tesshindo.com/
◆電話でのお問い合わせ:06-7182-1645
メールでのお問い合わせはこちら
◆営業時間:平日9:00~12:00・17:00~20:00
 ※木曜は午後のみ、土曜の午前のみ
◆定休日:木曜午前・土曜午後・日曜・祝日
◆住所:〒558-0006 大阪市住吉区長居3-14-2パークウエスト長居102号
 →アクセスはこちら
 地下鉄御堂筋線長居駅から徒歩5分、JR阪和線長居駅から徒歩3分
◆駐車場:専用駐車場はございません。
 お車でお越しの方は近くのコインパーキングを利用ください。
****************************************************

 

▼役に立ったと思ったらシェアしていただけますと幸いです

Pocket

関連記事