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大阪市住吉区長居の鍼灸治療院

初めての方へ

当院は完全予約制です。

いつでも自由に行けるほうが便利でしょう。
ただ、完全予約制ですので、プライバシーを守り、ゆったりと施術を受けてもらうことで、
あなたにとってより良い治療効果を感じてもらえます。

メール・電話で初診の予約をしてもらいます。

  • 初診:2時間ほど
  • 再診:1時間ほど

掛かります。

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電話:06-7182-1645

初診の流れ

カルテ記入・問診

カルテにお困りの症状などを記載してもらい、そのカルテを元に問診を進めます。
(当日の時間短縮のために、事前にカルテ記入してもらうことも可能です。事前にカルテを取りに来てもらえるか、郵送も可能です。カルテにわかる範囲で記入いただき、初診時に持ってきてもらいます。)

問診は、あなたがお困りの症状から話してもらいます。
さらに東洋医学の分析に必要な情報を質問させてもらいながら、あなたの事をお話ししてもらいます。
(症状の状態や体調によって、長時間の問診が難しい場合は、寝てもらうなど楽な状態になってもらい、問診は必要最低限で済ませることもあります。)

体表観察(患部・脈やツボなどの状態を確認)

やさしく丁寧に、脈・ツボ・患部の状態などを診てゆきます。
特に痛みを伴うことはありません。

腹部・背部・膝から足先のツボも診るため、ワンピース・スカート・ストッキングなどの服装はできれば避けてください。無理な場合でも、清潔な施術用の着換(トレーナーの様な上下)も用意しています。

施術方針の説明

問診と体表観察の情報から、東洋医学の見方による施術方針の説明をします。

納得して施術を受けてもらうために、できるだけわかりやすくお伝えしたいと考えていますが、不安や疑問などお話ししてください。
先端恐怖症やお灸の熱が苦手など、それらにも応対した施術になります。

はり・きゅうの施術

1~3箇所のツボにはり・きゅうをします。はりは刺入しそのままの状態で、数分~30分ほどのんびりしてもらい、はりの効果を引き出します。刺入はほぼ無痛か、一瞬痛みが走ることもありますが、すぐに消えます。

幼児や、体質的にはりを刺す治療が向かない方には、痛みの全く無い施術をしています。それには、打鍼・古代鍼という専用の道具を使います。

打鍼は、先端の丸い金属の棒で、それを木槌(ハンマー)で軽く叩き施術します。強く押し込んだりして痛みが起こることは全くありません。むしろ心地よく受けてもらっていますので、子供さんも痛がること無く、慣れると喜んで受けてくれます。古代鍼も先端は尖っていますが、刺すことなくツボの表面に施術することで、効果を引き出しています。そのため、痛みを感じることは全くありません。

お灸は米粒大の小ささのもぐさをツボしています。皮膚に赤みなどでますが、自然に消失します。熱さも一瞬ですぐに消えますし、棒灸というお灸で直接皮膚に当てることなく温める施術も可能です。

施術はリラックスして受けてもらっています、もし不快感や痛みがある場合はすぐに言ってください。

効果判定し、休憩

はり・きゅうを一端止めて、再度患部の痛みや症状の状態・脈やツボの変化を診ることで、効果判定し治療の方針を決めてゆきます。
当院のはりは強い刺激はありませんので、効果を実感しにくい面もあります。

ただし、体の変化として、例えば…冷えていた所が温かくなったり、体がリラックスして呼吸が深くなったり、眠くなったり、イライラしていた気分が穏やかになったり、関節の可動域が改善したり、顔色が明るくなったり、舌の色が明るくなったり、体が軽くなったり、様々な変化が感じてもらいます。
その後で、施術の効果をより引き出すために、休憩してもらいます。

治療計画と健康法のお話し

病のこれからどのように改善させてゆくか、そのための来院の頻度などの治療計画を相談してゆきます。
「あれをしなさい、これはダメ」といった一方的なお話しはしません。あなたが理解し納得してもらうために、わかりやすくお伝えするように心掛け、相談しながら進めています。

また、より改善をうながすための健康法について、あなたの負担を減らし可能なことを相談させてもらいます。
治療にどれぐらい掛るのか、来院の間隔などは、施術後の効果で判断しています。西洋医学の病名では、治療の参考にはなっても、回復までの期間は決められません。多くの場合は病になってからが長く・苦しく・重篤であるほど、回復に時間が掛かります。ただし、あなたが思っている以上に、はりきゅうがよく効き、早く回復することもあります。

多くの場合は、週1~2回のペースで来院し、症状が改善し安定するごとに月1~2回と間隔を開けていきます。そのまま、回復して終わる方もおられますが、再発予防と健康維持のために定期的に通院される方が多いです。

使用する道具

毫鍼(ごうしん)

毫鍼(ごうしん)

滅菌処理した使い捨てのはりです。感染症の心配はありません。注射器よりも細いため、ほぼ無痛で刺入できます。主に2~3㎝の短いはりで、体内を傷つける心配はありません。

また、長さ5㎝程のはりも使用しますが、気胸(肺に穴が開いてしまう状態)を起こす危険性が無い様に、深く刺すような施術は行っていません。(国家資格保持者が施術しています。解剖学的にも安全と判断できる施術です。)

お灸(きゅう)

お灸(きゅう)

もぐさを指で米粒大より小さい形にして(高さ3~5mmほど、幅1~2mm)、ツボに置いてから火をつけます。皮膚の赤みなどが出ますが、自然にもとの皮膚に戻ります。

また、皮膚の弱い方、熱に弱い方は事前にお伝えください。「棒灸」(もぐさを棒状にした道具)は皮膚に直接当てないため、熱さを加減してやさしくツボを温めることができます。

どちらも病状に合わせて、ツボをピンポイントで温めることで、効果を出しています。そのため、単に足やお腹などが冷えているから、おきゅうをするのではなく、あなたの病状を分析した結果、効果的だと判断したときにお灸を受けてもらっています。

打鍼(だしん)

打鍼(だしん)

打診は刺さない鍼(はり)です。形は棒状で先端が丸い半球の形です。打診の丸い先端をツボにやさしくあてて、木槌(小さな木製のハンマー)で打鍼をトントンと軽くやさしく叩くことで、ツボの効果を繊細に引き出します。打鍼を強く叩く衝撃や、皮膚や肉体に押し込み痛くなることはありません。毫鍼(ごうしん)と違い、全く痛み無く、細かい調節ができることであなたに最適な治療を受けてもらいます。

乳幼児も痛み無く受けてもらえます。最初に子供さんは緊張していますが、すぐに慣れて自分からお腹を出して「トントンして」といって気持ちよさそうに受けてもらっています。

刺さないため感染症の心配もありません。

古代鍼(こだいしん)

古代鍼(こだいしん)

こちらも刺さない鍼(はり)で、痛み無く受けてもらえます。先端はとがっていますが、刺すことはありません。主にツボに古代鍼の先を軽くあてて、ツボの効果を引き出します。こちらも細かい調整が必要な時に使います。また、乳幼児も痛み無く受けてもらえます。

以前、鍼を受けてしんどさを感じた方や、気分が悪くなった方に対して、鍼の刺激が強すぎると、体質や病状によっては負担になることがあるからです。打鍼や古代鍼でそのようなことが起きない様に調整して施術を受けてもらいます。

受診時のお願い

服装

楽でゆったりした服装の方が、リラックスして受診してもらえます。
腹部や背部を確認するためにワンピースの様な服装はスムーズな受診になりませんので、清潔な施術着(トレーナの上下の様な服)に着替えてもらっております。
膝から足先のツボを診ますので、スカートやストッキングなどの様な服装も同様に着替えてもらうことになります。

飲食

施術前後の過食・アルコールは効果的な治療の妨げとなりますので、控えてもらえると助かります。施術後の食事は1時間ほど後に量と内容は軽めにお願いします。
舌の色を確認しますので、施術前にカレー・飴・コーヒーのような着色しやすい飲食は控えてください。また、その様な飲食をした場合でも、その内容をお話ししてもらえると助かります。

お薬・サプリメントと、病気などの検査結果について

現在服用中のお薬・サプリメント、病気などの検査結果を施術の参考にしています。治療計画にも影響しますので、内容がわかるように検査表やメモなどを来院時に持参してもらえるようにお願いします。

運動

受診前後の激しい運動は、効果的な治療の妨げとなりますので、控えてもらうようお願いします。

携帯電話の使用

受診中の携帯電話の使用は、リラックスして受診してもらうために、控えて頂くようお願いします。

入浴

初診の受診直後の入浴は控えてもらうようお願いします。再診時は経過によって判断し、どうすれば良いかお話しさせてもらいます。また、使用している鍼は注射針より細いため、比較的短時間で閉じるため、何日も入浴できないということはありません。

適応疾患

WHO(世界保健機関)が鍼灸療法の有効性を認めた病気には、以下のものがあります。

神経系疾患

◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

運動器系疾患

関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

呼吸器系疾患

気管支炎・喘息・風邪および予防

消火器系疾患

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

代謝内分秘系疾患

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

生殖、泌尿器系疾患

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

婦人科系疾患

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

耳鼻咽喉科系疾患

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

眼科系疾患

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

小児科系疾患

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

いろいろな疾患がありますが、これらはWHO(当時1979年 鍼灸に関するWHO地域間セミナー(北京)に
おける暫定リスト)で、臨床経験に基づき、鍼が役に立つとされる疾患のリストになります。
鍼灸の研究は今も新たな疾患に役に立てる様に発展しています。
もっと多くの疾患にも効果が実感してもらっております。
例えば、パニック障害やうつ病などの精神的な病や、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などのアレルギーなどがあります。
わたしの症状はこのリストの中には無い場合であっても、ぜひ一度ご相談ください。

いろいろあげられていますが、注意が必要なのは、「1979年」認められているものである点です。
実際には、もっといろいろな病気や症状に効果があることを実感しています。
たとえば、パニック、うつなどの心の病、アトピーなどのアレルギーなどです。
どのような症状でも、一度ご相談下さいね。

世界が認めた鍼治療 近年の流れ

1971年
中国の鍼麻酔手術が世界的報道される。 この年、アメリカのニクソン大統領が中国を訪問。このときに中国の鍼麻酔が初めて国際的に報道されまし た。これをきっかけに日本においても鍼のブームが起こり、数多くの訪中団が結成されて中国における鍼 灸医療の現状視察が行われました。
1979年
WHO鍼灸治療の適応疾患を発表 この年、WHO は鍼灸治療の適応疾患43疾患を発表しました。これは臨床経験にもとづくものであり、必ず しも研究上の裏付けを伴うものではありませんが、鍼灸治療の幅広さが理解される資料です。 日本においては戦後鍼灸に関する学術的な学会が数多く設立されましたが、そのなかでも中心的な役割 を担ってきた日本鍼灸医学会と日本鍼灸治療学会とが統合され、全日本鍼灸学会が設立され、これ以降 の日本における学術的な鍼灸研究において中心的な役割を担っていくことになります。
1983年
世界鍼灸学会連合(WFAS)設立 鍼灸教育に特化した初めての四年生大学設立 この年に明治鍼灸短期大学が明治鍼灸大学に昇格し、鍼灸教育に特化した初めての4年制大学が日本 で誕生しました。これを機に日本における鍼灸教育は新たな局面を迎えることになります。
すなわち十分な 現代医学の知識を修得した上で医療機関で働く新しい鍼灸師像が求められるようになったのです。また、この年に、鍼灸の世界的な学会の連合体である World Federation of Acupuncture and Moxibustion Societies(WFAS)が創設され、日本はその設立に大きな貢献を果たしました。
1989年
鍼灸用語(経脈・経穴名称)がWHOジュネーブ会議で正式に承認さ れる。
鍼灸医学の国際的な広がりを受けて、用語の標準化が1980年代のはじめから WHO西太平洋事務局を 中心として始まりました。その結果、361の経穴、48の奇穴および 頭鍼に関する用語などが定められ、1989年に WHOのジュネーブ会議にて正式に承 認されました。
1997年
米国国立衛生研究所(NIH)が鍼に関するパネル声明を発表 アメリカの国立衛生研究所(NIH)がし、手術後の吐き気、妊娠時のつわり、歯科手術 後の痛み軽減など、 一部の病態、疾患についてですが、鍼灸治療の効果について認める声明を発表しました。これが大きな 反響を呼び、アメリカだけでなく、ヨーロッパにおいても鍼の臨床研究が盛んになります。ドイツでも大規 模な臨床研究が実施され、腰痛などに対する鍼治療に対し、保険適用されることが決まりました。

ネット上や鍼灸関連パンフレットでは、しばしば「WHOが認めた鍼の適応症」のリストなるものを見かけます。
鍼灸学校の教科書にも「WHOの見解」としてこのリストが載っています。
しかし実は「WHOが認めた適応症」という表現は正しくありません。

1979年6月に、鍼灸に関するWHO地域間セミナーが北京で開催され、12ヶ国からの参加者が鍼の領域の
研究、臨床、トレーニング、および用語などの基準について討論しました。
このセミナーで、鍼が役に立つとされる疾患の暫定リストが作成されたのです[*1]。
このリストには、注釈として次のようなコメントが付されています。

「このリストは臨床経験にもとづくものであり、必ずしも対照群を置いた臨床試験にもとづくものではない;
さらに、特定の疾患を含めたのは、鍼の有効性の範囲を示すことを意図としているのではない」。

つまり、リストに列挙されたのは鍼の効果が「WHOによって認められた」
あるいは「研究によって証明された」といった症状・疾患ではないのです。
さらに、この北京でのセミナーで合意が得られていたのは30疾患のみであったのに、
その後の中国の働きかけにより公表時には49疾患に増えたという裏話もあるようです[*2]。

「WHOが認めた鍼の適応症」という表現は、出版された当時においては許容されたのかもしれませんが、
EBMの考え方が医療界に普及した現代において、この表現と暫定リストを批判的吟味なしに
引用するのはいかがなものでしょうか。
今後このリストをヒントとして、現代の他の治療と比較しても臨床的に有用性があるのかどうかを
科学的に検証していく必要があると考えます。
すでに現代的研究手法で有効性のエビデンスが提示され、学会や公的機関の診療ガイドラインに
掲載されるようになった症状や疾患があります。
世界の鍼灸の研究と臨床は、30年以上前の暫定リストに頼らなければならないほど遅れてはいません。
日々進歩しているのです。

*1:Bannerman RH. The World Health Organization viewpoint on acupuncture. Am J Acupunct 1980; 8(3): 231-235.

*2:津谷喜一郎. 新年の言葉. 医道の日本2006; 65(1): 74.

1979年 鍼灸に関するWHO地域間セミナー(北京)における暫定リスト
(Bannerman, Am J Acupunct 1980)

  1. 上気道:急性副鼻腔炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎
  2. 呼吸器系:急性気管支炎、気管支喘息(小児および合併症のない患者に最も有効)
  3. 眼の障害:急性結膜炎、中心性網膜炎、小児の近視、合併症のない白内障
  4. 口の障害:歯痛、抜歯後の疼痛、歯肉炎、急性および慢性咽頭炎
  5. 胃腸障害:食道および噴門痙攣、しゃっくり、胃下垂、急性および慢性胃炎、胃酸過多、慢性十二指腸潰瘍(疼痛の緩和)、合併症のない急性十二指腸潰瘍、急性および慢性胃炎、急性細菌性赤痢、便秘、下痢、麻痺性イレウス
  6. 神経および筋骨格障害:頭痛および片頭痛、三叉神経痛、顔面麻痺(初期すなわち3から6ヶ月以内)、脳卒中発作後の麻痺、末梢性ニューロパチー、ポリオの後遺症(初期すなわち6ヶ月以内)、メニエール病、神経因性膀胱機能障害、夜尿症、肋間神経痛、頚腕症候群、五十肩、テニス肘、坐骨神経痛、腰痛、変形性関節症