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大阪市住吉区長居の鍼灸治療院

ブログ

2018-08-31

下痢が続く・お腹が痛い時に根本から治す、はり・きゅう。東洋医学からみた消化に良い食事とは。

 

暑いと水分補給や冷たいものなど、さまざまな負担が胃腸にかかり下痢になることあります。
原因から考えて治しましょう。
東洋医学で自然に治してみませんか。

・下痢が続く
・大便が食後など、すぐにゆるくなる。
・よくお腹が痛くなる。
…など、下痢が気になる。
でも、薬や病院は嫌なので自分でなんとかしたい、といった場合から、感染症ですぐに治さないといけないものまで下痢にも様々あります。

今回は、暑い時期から秋にかけて、特に注意することは水分補給と胃腸の関係です。
夏バテですね。

 

水分補給によって胃腸が弱って下痢になることがあります。

暑い→汗をかく→脱水や熱中症対策のために水分補給が必要。

…これは正しい。
…でも、水分をとり、何かを飲み食いするたびに胃腸は黙々と消化吸収に働いています。
いつもの朝昼晩の三食に加えて、夏場は水分補給の分、胃腸のお仕事が増えているのです。その結果、胃腸は疲れて弱って、消化吸収も弱り下痢になることがあるのです。

でも、水分補給が必要なので治せない、と思うかもしれません。
そこで、水分補給を見直してみましょう。
熱中症もありますから、水分補給は必要です。
そのうえでどうしたら胃腸にやさしくできるかです。

 

逆に言うと、良くない水分補給のしかたです。

冷たいものを、大量に、一気にゴクゴクと飲む…この飲み方は胃腸に良くありません。
(胃腸が丈夫で下痢など無いならどんな飲み方も問題にはなりません。ただ、体や胃腸の丈夫さは産まれつき違いますから、下痢などの症状がある場合は対策する必要があるのです)

あなたが、常温の飲み物を、少しずつ、ゆっくりと飲めるのなら、これに越したことはありません。

でも、多くの場合…
・暑いのに、冷たいもの以外はとても飲めない。
・のどが渇いて、つい一気にゴクゴク飲んでしまう。
・汗をかくから、たくさん飲みたいし、飲まないと渇きがおさまらない。
…と、頭では理解していても、仕事や生活習慣から実際には出来ないことも多いです。
それに、出来ないことを無理にしようとすると、ストレスがたまって逆により悪い無茶をしてしまうこともよくあるのです。

 

では、どうやって飲み方を変えて、下痢を改善すればよいのでしょうか。

① できそうなことをしてみる。
② 別の方法でフォローする。
たとえば、冷たいものを飲んだ後に、常温のものや温かいものを入れると胃腸は落ち着くものです。また、飲まなくてもお腹に掌をあててみてお腹が冷えていたら、そのまま掌で気持ち良く温めると胃腸の負担は減ります。
顔や体が熱くても、お腹が冷えていることはけっこうあります。そのお腹の冷えは自覚されていい無いことも多いです。

 

のどが渇いて仕方ないのなら。

のどが渇いてから水分を補給するのではなく、定期的に水分をとることで、のどの渇きを一気に潤すことのない様にすることも一つの方法です。
あと、発汗する方は塩分も適度にとることが必要です。
塩分を摂ることで渇きがいやされることもあります。ただ、塩分はとり過ぎることも問題ですから、よく汗をかく時にはとり、汗をかかない時は加減しましょう。

 

飲む量は変えられないなら。

食事の量・内容・食べ方を工夫する。
食事の量が変えられたら、流行のダイエットは生まれないでしょう。ただ、食欲が無い時にまでお腹いっぱい食べることはないでしょう。腹八合は医者いらずといい健康のもとです。

あと、朝昼晩では、夜にたくさん食べると消化しきれないまま寝る事になり、胃腸は休めなくなりますから、夜に減らせるとよりよいのです。
ただ、一日の最後に美味しく食べるのも大切ですから、できる時に試せるといいでしょう、眠りやすくなった・翌朝がスッキリ目覚めて朝食が美味しいと感じられたら、試してみる価値はあると思います。
毎日できなくてもいいのですが、良い実感がでると続けやすくなることが多いです。

 

食事の内容は、消化に良い食べ物がよいですね。

軟らかく、とけやすく、油っこくないものになります。
基本的にはバランスよく食べることが大切です。暑くて食欲が無くなるとどうしても食べやすく、飲み込みやすいものに偏りがちです。

注意点は、飲み込みやすいものと、消化に良いものも別に考えましょう。
とくに麺類に注意が必要です。ツルツルと噛まずに飲み込むことが多くなります。
食べ物は、噛むことでも砕いて、唾液でも消化しているため、胃腸の負担は減ります。だから、噛まないで飲み込んでしまうと、唾液で消化されず塊がいっきに胃に入ってしまい胃腸の仕事が増えて負担になるのです。
ただ、夏場は冷たい麺類は美味しいですね、冷や麦・ざるそば・冷麺・冷やし中華…などなど、冷たいつけ麺やパスタもありますから、食べないよりはいいですが、少しでも噛んでもらうと良いのですが。
食事も意識しないと同じようなものになりがちです。
同じものばかりにならない様なローテーションに、お米などで好きなものも食べることをお勧めします。

 

食べ方について、よく噛む、あと、ゆっくり食べる。

でも忙しい、スマホなど見ながら食べるとどちらも出来なくなりがちでしょう。
ゆっくりする時間も取れないし、なかなか自分では変えることが難しいという方には、はり・きゅうがお勧めです。

 

赤ちゃんや子供さんでも痛がらずに喜んで受けてもらえる刺さない鍼(はり)も当院では効果をだしています。

はり・きゅうは刺して痛く、熱くて痕がのこる、という受けにくいイメージがあるでしょう。
けれども、痛くないはり、熱過ぎないおきゅうで、効果は十分に出せます。
ですので、心配されるようなおきゅうの痕がのこることもありません。多少の赤みが出ても数日で消えますし、肌の弱いかたも確認しながらお灸を加減することで問題なく、気持ち良い温かさと共に効果を感じてもらっています。

はりを刺して強い刺激が効果的なのでは、ともよく思われていますが、そんなことはありません。
ツボにやさしく触れる方がむしろ効果的なことも多いのです。そして、マッサージを受けてしんどくなったという方もおられますが、はり・きゅうは技術的にこまやかに加減することで気持ち良く施術し病を治し、しんどくならない様にすることが可能です。

 

原因からみてゆくことであなたに最適なはり・きゅうで下痢を治します。

また、あなたの下痢の状態と、脈やツボの反応から、病の原因をさぐり最も効果的なツボを導き出します。
胃腸が疲れているのか、それとも、全身が疲れているのか、何か別の原因で胃腸に負担が掛かっていることもあります。
なんでも手当たり次第に手を付けるのでなく、あなたの問題を適切にとらえることが、最も病を早く治しつつ体の負担を減らします。

くわえて、はり・きゅうはその場で疲れも取れていきますから、日々忙しく自分では対策がしにくいかたでも、体質から良くすることで病を治すこともできます。
ひとつしんどさが減ると、上手くまわることも多くなるでしょう。

楽しく食べることはとても良い事です。ただ、体のために食べる事も人生を楽しむためにはちょっと工夫できると良いかもしれません。

 

 

 

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