梅雨に悪化する頭痛を良くするための東洋医学の見方(気候と病の関係)。
春は気温が上がったり下がったり、過ごしやすい日もありますが、じきに梅雨がやってきます。
近くの長居公園では雨でも走っている人がいますが、やはり天気の良い日が気分よく過ごせるものです。
雨が降ると頭痛が酷くなる。
とか、
天気が悪くなる前から頭が痛い。
…など、天気の変化で体調が悪くなることがあります。
それは、湿気や気圧の変化でおもに自律神経に影響し、様々な体調の変化が起きることがあるからです。
今回は頭痛の話です。
頭痛は重い病や筋肉・神経など問題などがあり、非常に多種多様な原因がありますが、頭が痛いという事はつらいです。
また、頭の痛さはたとえ慣れたとしても、重い病気にならないか不安といわれる方もおられます(重い状態かどうかは慎重に判断することになります)。
ただ…
頭痛薬では良くならない。
検査で問題無いと言われた。
色々試したがとにかく楽になりたい。
東洋医学は頭痛を様々な角度から診ることで、原因をつきとめることで治療に活かします。
それは天気と病気の関係もそうです。
あなたの頭痛をどんな状態かしっかり見極めて、不安のないように治してゆきます。
天気の気圧と体調についてお話ししましょう。
気圧の影響といってもピン!とはこない、わかりにくいものです。
雨での頭痛でなければ…
手術の縫った痕が痛む。
膝が痛む
…などを聞いたことはないでしょうか。
低気圧などの気圧の変化を体が感じると自律神経に影響します。そうなると血液などの循環や代謝がめぐりにくくなる面と、神経への影響で筋肉が緊張したり強ばったりする面もあります。
この循環や代謝・神経や筋肉への影響から、様々なところに痛みなどの問題が起きると考えます。
ただし、いつも自律神経はあなたが健康に生活できるように、体内を調整しています。
なぜ、天気・気圧の影響で自律神経の調整がうまくいかなくなるのでしょう?
それは天気・気圧以外の、日常生活など他の負担や無理が続くと自律神経はうまく調整できなくなり痛みなどの問題が発生するのです。
たとえば、
緊張やストレスが多い。
睡眠不足。
精神的な問題を抱えている。
転職や引っ越しで生活が変わった。
重い病気で入院していた。
…などで様々な負担が掛かってしまうと、生活のリズムも崩れやすくなり、さらに自律神経は上手く体内を調整できなくなってしまうのです。
そのために、生活を安定させて、体も心もゆるめることが大切です。
でも、なかなか生活の問題は改善しにくいものです。
そうなると負担はドンドン増えていき…自律神経の働きが落ちているところに、雨で天気がわるくなると、自律神経の働きは更に悪化して様々な症状を起こしてしまうのです。
頭痛になるのはなぜか?
手術痕ならそこは神経を切断し皮膚を縫い合わせたので、気候での影響が小さくても痛みが起きやすくなるのです。でも、特に頭を傷つけたり病気をしたことが無かったとしても、体はちょっとしたことであっても敏感に反応して、頭痛として訴えることがあるのです。
では、そのちょっとしたことって何か?
例えば、
パソコンやスマホで頭や目をよく使っている。
普段から首肩がこって、頭も突っ張った感じがする。
緊張しやすく、みけんやこめかみがピクピクとしていると言われたことがある。
…等々
この様なことがあるだけでも頭には負担が掛かり、そこに気圧の変化という一見大したことは無い様な負担であっても、重なることで痛みを起こすことがあるのです。
天気→自律神経の問題 + 頭部への負担 ⇒ 頭痛
ですから、あなたの頭に掛かっていた負担も減らさないと治らない頭痛もあるのです。
もし、頭の病気やケガなどが有ったのなら、たとえ今は治っていてもその頭の問題も頭痛に関わっていないかを判断する必要があります。
この様に自律神経の問題と頭部への負担、両方を治す必要があるのです。
自律神経と頭部への負担その両方を確認するからこそ、あなたの頭痛を早くスッキリと治すことになるのです。
東洋医学は、
天候=自律神経の問題…と共に、あなたの体が無意識に受けている負担や、もともとの体質なども診ることで、うまく解消されない問題であっても治すことが可能になるのです。
頭痛を少しでも減らすためにできること。
自分が今感じている負担を減らすことが効果的かもしれません。
あなたの頭痛はいつから始まりましたか?
そして、その頃に何か変化したことは無かったですか?
変化したこととは先ほども有りましたが、例えば…
・転職や生活の変化。
・事故・ケガ・病気。
・趣味を始めたり、逆に止めたり。
…などです。
そのようなことが有ったのでしたら、変化した結果、何か負担が増えていませんでしたか。
・することが増え、休みが減った。
・首肩がこるようになった。また、考え事が増えた。
・睡眠不足になった。運動不足になった。
…などの負担や健康的ではない状況になっていた可能性があるのです。
なかなか、自分の生活を振り返り、自分で何とかできないことも多いですが…
もし、あなた自身の負担に気付き、それを減らすことができるなら、無理のない様に減らしてみるといいでしょう。
特に雨の前に頭が痛くなる場合は、頭の病気やケガでなければ、基本的にはストレスや緊張など精神的な負担が多いと東洋医学は教えてくれています。
難しい問題も多いですが、痛みが無くなると生活も気分も良くなりますから、少しでも楽になってもらえたらと思います。
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